1948-07-06 第2回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第42号
○徳田委員 それならばもう一つお答え願いたいのですが、総選挙前に土建業者から基金を募集することに対して、地崎証人は党の幹部に話をせられたということになつておりますが、そういう事実に対してあなたは否定しておられますが、そうすると地崎君が全然うそを言うていることになるが、そうですか。(「うそを言うなよ」)黙つているよ、おれが聽くのだ、君らが聽くのじやない。
○徳田委員 それならばもう一つお答え願いたいのですが、総選挙前に土建業者から基金を募集することに対して、地崎証人は党の幹部に話をせられたということになつておりますが、そういう事実に対してあなたは否定しておられますが、そうすると地崎君が全然うそを言うていることになるが、そうですか。(「うそを言うなよ」)黙つているよ、おれが聽くのだ、君らが聽くのじやない。
○徳田委員 幹事長の地位についた……そうすると、これは非常に重要なことであるから、特に聽いたのですが、五月の十七日と地崎証人は言つておりますけれども、そのときに選挙の報告をすることになつて最高幹部が集まられましたが、その前に地崎氏からあなたに対して、幹事長に対して報告をなさつたことがありますか。
○前田(種)委員 五月何日かに副議長室で相談されたときに、齋藤証人はそういうことは記憶がないような答弁でございましたが、地崎証人は選挙後に幹部会、要するに最高幹部の人に六、七人集まつてもらつて、百五十万円、そのほかに二百万円、合せて三百五十万円の会計報告をして、最高幹部会の承認を得ておりますという証言をはつきりしておると思います。
○地崎証人 今委員長のお話には二百万円の金を一、二の友人からというお話がございましたが、私は自分の金をも含む一、二の友人からと申し上げたはずであります。
○地崎証人 選挙対策のあとの報告会は副議長室でやつたことに違いありませんが、田中さんが副議長にならぬ前であること。それからその席上で百五十万円土建からもらつたということは私は念を押して報告をしております。使い方も私の独断ではありますが、かようかくかくに使いました。そうして私は自分の名前で百万円臨時名義にしておきましたということも報告しておきました。
○地崎証人 先ほどから申し上げておりますように、帳簿に記入すべきものはできるだけ帳簿に記入させたのでありまして、それ以外の金は初めから記帳をいたしたのでございませんし、しかも不正確な記憶をもつて言うことは、私自体が偽証になるおそれがあると同時に、それを言われて出された人の名誉にも関することだから、証言するわけにまいりませんと申し上げるほかない。
○武藤委員長 地崎証人に申上げますが、何か御了解のいかない御不審の点がありましたら、あげて質問してください。
○地崎証人 委員長に申し上げます。私は宣誓に先だちまして、事件の内容を伺わせていただきます。それいかんによりましては、宣誓いたします。